桜の「花言葉」と「風情ある別名・異称」をいくつか紹介
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桜
桜の花言葉は品種によって違うようです。
でも、桜の品種って日本だけでも600種類あるんですよ。
なので、ここではいくつか代表的な桜の品種の『花言葉』を紹介します。
そして、桜には風情を感じさせる『別名・異称』があります。
それらも併せて紹介しますね。
こんなにあるんだ!桜の花言葉
【ソメイヨシノ 染井吉野】
私達がよく目にする一般的な桜。
1912年に当時の東京市長、尾崎行雄がソメイヨシノ約3,000本を米国に寄贈し、その返礼としてアメリカから日本へハナミズキが贈られたことは有名な話。
日本を代表する桜と言えるでしょうね。
花言葉は「純潔」「優れた美人」
【シダレザクラ 枝垂桜】
枝が柔らかく、柳のように枝が垂れる桜の事です。
ちょっと離れて全体を見渡すと、とても見ごたえのある桜ですよね。
花言葉は「優美」「ごまかし」
【ヤマザクラ 山桜】
日本の野生の桜の代表的な品種で和歌にも数多く詠まれています。
春に山を見ると白っぽい部分がありますよね。
それがヤマザクラです。
花言葉は「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「淡白」「美麗」
【ヤエザクラ 八重桜】
八重咲きになる桜の事です。
八重咲きとは花が幾重にも重なって咲く咲き方。
ボリュームがある桜ですね。
花言葉は「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」
どうでしょうか。気に入った花言葉はありましたか?
「桜」風情があるロマンチックな別名・異称あれこれ
【夢見草 ゆめみぐさ】
夢のように美しいことからこの呼び名がついたようです。
また、はらはらと散ってゆく儚さも美しさの一つですよね。
昔の人は本当にロマンチストですよね。
【挿頭草 かざしぐさ】
「ももしきの大宮人はいとまあれや桜かざして今日もくらしつ」
数百年前の宮人の優雅で有閑な暮らしぶりを詠った和歌からついた異称。
宮人たちは桜を、髪や冠に挿して楽しんでいたようです。
【曙草 あけぼのぐさ】
「あけぼのそう」ではなくて「あけぼのぐさ」
「あけぼのそう」になると全く違う花になってしまいますからね。
由来ははっきりとわかっていません。
「春のあけぼの」または「春はあけぼの」
聞いた事はないですか。
そんな和歌から「あけぼのぐさ」とよばれるようになったのかもしれませんね。
また、ほんのりと紅を帯びた花の色を、曙の空に例えたとも言われています。
【徒名草 あだなぐさ】
儚く散り急ぐ花であることから呼ばれた名。
「徒(あだ)」とは儚くもろい様を表す言葉なんですね。
【吉野草 よしのぐさ】
こちらも「よしのそう」ではなくて「よしのぐさ」
「よしのそう」は全く別の花になります。
山桜の名所「吉野山」がその名の由来と言われています。
山桜の事ですね。
【手向草 たむけばな】
桜には神の精霊が宿ると考えられており、その神聖な桜を死者の霊に手向けた事から。
または神にこの花を手向けた事から。
日本人にとって特別な桜には、とてもロマンチックな別名がこんなにあるんですね。
こんな言葉は、日本人の大和心を揺さぶられるのではないでしょうか。
風流ですね。
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